カテゴリ: C++ 更新日: 2026/02/24

C++のtypeid演算子を完全解説!初心者でもわかる型情報の取得方法

typeid演算子と型情報の取得
typeid演算子と型情報の取得

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C++で変数の種類って、プログラムの途中で調べることはできるんですか?」

先生

「できますよ。C++にはtypeid演算子という仕組みがあって、変数や値の型情報を確認できます。」

生徒

「型情報って何ですか?そもそも型って何でしょうか?」

先生

「では、パソコンを触ったことがない人でも分かるところから、ゆっくり説明していきましょう。」

1. C++の型とは何かを超かんたんに理解しよう

1. C++の型とは何かを超かんたんに理解しよう
1. C++の型とは何かを超かんたんに理解しよう

C++におけるとは、「この箱には何が入るのか」を決めるためのルールです。現実世界でたとえると、ペットボトルには水、財布にはお金、冷蔵庫には食べ物を入れますよね。これと同じで、C++では数字専用の箱、文字専用の箱などがあり、それを型と呼びます。

たとえば、整数を入れる箱はint、小数を入れる箱はdouble、文字を入れる箱はcharという型です。型を正しく使うことで、C++のプログラムは安全に、間違いにくく動くようになります。初心者が最初につまずきやすいポイントなので、ここはとても大切です。

2. typeid演算子とは?C++で型情報を調べる道具

2. typeid演算子とは?C++で型情報を調べる道具
2. typeid演算子とは?C++で型情報を調べる道具

typeid演算子は、C++の演算子のひとつで、「この値や変数の型は何か?」をプログラム中で調べるために使います。型情報とは、そのデータがどんな種類なのかを表す情報のことです。

たとえるなら、荷物に貼られているラベルのようなものです。「これは割れ物」「これは冷蔵品」と分かれば、扱い方を変えられますよね。typeid演算子も同じで、データの種類を確認するためのラベルを取得する仕組みです。

typeidを使うには、<typeinfo>というヘッダファイルを読み込む必要があります。ヘッダファイルとは、C++で便利な道具箱を使うための準備だと思ってください。

3. typeidの基本的な使い方を見てみよう

3. typeidの基本的な使い方を見てみよう
3. typeidの基本的な使い方を見てみよう

まずは一番シンプルな例です。整数型の変数に対してtypeidを使い、型情報を取得してみます。ここではname()という関数を使っていますが、これは型の名前を文字として取り出すためのものです。


#include <iostream>
#include <typeinfo>

int main() {
    int number = 10;
    std::cout << typeid(number).name() << std::endl;
    return 0;
}

このプログラムを実行すると、環境によって少し違いはありますが、int型であることを示す文字が表示されます。表示結果が分かりにくい場合もありますが、「型を調べられている」という点が重要です。


i

4. 値そのものに対してtypeidを使う場合

4. 値そのものに対してtypeidを使う場合
4. 値そのものに対してtypeidを使う場合

typeid演算子は、変数だけでなく、直接書いた値にも使えます。これは「この数字はどんな型として扱われているのか」を知りたいときに役立ちます。初心者のうちは意識しにくいですが、C++では数値の書き方によって型が変わることがあります。


#include <iostream>
#include <typeinfo>

int main() {
    std::cout << typeid(3.14).name() << std::endl;
    std::cout << typeid(100).name() << std::endl;
    return 0;
}

d
i

このように、小数と整数では型が違うことが分かります。typeid演算子を使うことで、目に見えない型の違いを確認できるのが大きな特徴です。

5. typeidとクラスの型情報の関係

5. typeidとクラスの型情報の関係
5. typeidとクラスの型情報の関係

C++では、自分で作った型、つまりクラスにもtypeidを使えます。クラスとは、現実世界の物や概念をプログラムで表現するための設計図のようなものです。たとえば「人」や「車」を表す型を作れます。


#include <iostream>
#include <typeinfo>

class Person {
};

int main() {
    Person p;
    std::cout << typeid(p).name() << std::endl;
    return 0;
}

この例では、Person型の変数がどの型に属しているかを調べています。初心者の段階では「クラス名が分かる」という理解で十分です。プログラムが大きくなるほど、型情報の確認は役立つ場面が増えてきます。

6. typeid演算子の使いどころと注意点

6. typeid演算子の使いどころと注意点
6. typeid演算子の使いどころと注意点

typeid演算子は、「このデータが想定した型かどうか」を確認したいときに使われます。ただし、初心者のうちは無理に使う必要はありません。C++では、基本的に型はプログラムを書く時点で決まっているからです。

また、typeidで取得できる名前は、人間にとって分かりやすい文字列とは限らない点に注意が必要です。これはC++の仕様によるもので、コンパイラという翻訳ソフトが内部的な名前を使っているためです。

「型を調べられる仕組みがある」「デバッグや確認に使われることがある」という理解ができていれば、初心者としては十分です。

7. C++演算子としてのtypeidをやさしく整理

7. C++演算子としてのtypeidをやさしく整理
7. C++演算子としてのtypeidをやさしく整理

typeid演算子は、C++の数ある演算子の中でも少し特殊な存在です。足し算や引き算のように計算をするのではなく、情報を取得するための演算子だからです。

プログラミング未経験の人は、「演算子=計算」と思いがちですが、C++では情報を調べるための演算子も用意されています。typeid演算子を知ることで、C++という言語がとても細かく、安全性を考えて作られていることが分かってきます。

C++の演算子まとめとして、typeid演算子は「型情報を取得するための道具」と覚えておくと、後から学習するときにも理解しやすくなります。

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