カテゴリ: C言語 更新日: 2025/12/11

C言語のCI/CD導入ガイド!GitHub Actionsで自動ビルドする方法

C言語のCI/CD導入ガイド(GitHub Actionsで自動ビルド)
C言語のCI/CD導入ガイド(GitHub Actionsで自動ビルド)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C言語のプログラムって、毎回パソコンでビルドして動かす必要がありますよね?」

先生

「そうですね。でも、実は自動でビルドしてチェックしてくれる仕組みがあります。」

生徒

「えっ、自動でやってくれるんですか?どうやるんでしょうか?」

先生

「GitHub Actionsというサービスを使うと、C言語のビルドとテストを自動化できます。」

生徒

「自動化ができると、何が便利になるんですか?」

先生

「プログラムをGitHubにアップロードするたびに自動でチェックしてくれるので、うっかりミスを減らせます。会社でもよく使われていますよ。」

1. CI/CDとは?初心者向けにやさしく説明

1. CI/CDとは?初心者向けにやさしく説明
1. CI/CDとは?初心者向けにやさしく説明

CIは継続的インテグレーションと呼ばれ、プログラムをこまめに確認する仕組みです。CDは継続的デリバリーのことで、ビルドやテストを自動化して配布しやすくする考え方です。「手作業でビルドしてテストして…」という作業を、コンピュータに任せることができます。

プログラミング初心者にとっても、自動でコンパイルして結果を表示してくれるととても安心です。修正のたびに確認が行われるので、動かないプログラムを知らずにアップロードしてしまう心配もありません。

2. GitHub Actionsとは?C言語でも使える

2. GitHub Actionsとは?C言語でも使える
2. GitHub Actionsとは?C言語でも使える

GitHub Actionsは、プログラムを保存しているGitHubで動作する自動処理機能です。GitHubにファイルをアップロードすると、仮想のパソコンが動き、C言語のビルドやテストをして、結果を表示してくれます。

人間がパソコンの前で待つ必要はありません。深夜にアップロードしても自動で働いてくれます。しかも無料で利用できるため、プログラミング学習でも安心です。

3. 準備するもの

3. 準備するもの
3. 準備するもの
  • GitHubアカウント
  • 簡単なC言語プロジェクト(main.c があればOK)
  • MakefileまたはCMakeLists.txt

プロジェクトの例として、簡単なC言語のコードを用意してみます。


#include <stdio.h>

int main(void)
{
    printf("Hello CI/CD!\n");
    return 0;
}

# Makefile
all:
    gcc main.c -o app
test:
    ./app

4. GitHubリポジトリを作成してファイルをアップロード

4. GitHubリポジトリを作成してファイルをアップロード
4. GitHubリポジトリを作成してファイルをアップロード

GitHubで新しいリポジトリを作成し、main.cとMakefileを登録します。プログラムがある状態になったら、いよいよ自動ビルドの設定です。

5. GitHub Actionsの設定ファイルを書く

5. GitHub Actionsの設定ファイルを書く
5. GitHub Actionsの設定ファイルを書く

GitHub Actionsは、特殊なフォルダに設定ファイルを置くだけで動きます。フォルダ名は.github/workflowsです。その中にbuild.ymlという名前のファイルを作ります。


name: C Build

on:
  push:
    branches: ["main"]

jobs:
  build-c:
    runs-on: ubuntu-latest
    steps:
      - uses: actions/checkout@v3
      - name: Install GCC
        run: sudo apt-get update && sudo apt-get install -y build-essential
      - name: Build with Makefile
        run: make
      - name: Run Test
        run: make test

この設定では、プログラムをGitHubにアップロードした瞬間に、Ubuntuという環境で自動的にコンパイルしてテストします。正常に動けば緑色の表示になり、失敗すると赤色になります。

6. 実行結果の確認

6. 実行結果の確認
6. 実行結果の確認

GitHubの画面には、Actionsというタブがあります。そこを開くと、自動ビルドとテストの履歴が確認できます。プログラムが正常にコンパイルされていればこのように出力されます。


Hello CI/CD!

テストに失敗した場合やコンパイルエラーが出た場合は、原因となった場所が表示されます。パソコンで調べて修正し、またアップロードするだけで再び自動でチェックされます。

7. CMakeで自動ビルドする場合

7. CMakeで自動ビルドする場合
7. CMakeで自動ビルドする場合

MakefileのかわりにCMakeを使うこともできます。CMakeLists.txtがある場合は、次のように変更します。


cmake_minimum_required(VERSION 3.0)
project(ci_sample C)
add_executable(app main.c)

- name: Build with CMake
  run: |
    mkdir build
    cd build
    cmake ..
    make
    ./app

これでCMakeプロジェクトも自動ビルドできます。企業の開発現場でも使われる方法なので、学習にも役立ちます。

8. 自動ビルドがあると学習が楽になる

8. 自動ビルドがあると学習が楽になる
8. 自動ビルドがあると学習が楽になる

初心者はコードが間違っていても気づきにくいことがあります。GitHub Actionsはいつでも正直に結果を教えてくれるため、安心して学習が進められます。もし友達や学校と共同で開発する場合でも、自動ビルドがあれば、不具合を早く見つけられます。

C言語はシステム開発、ロボット、家電製品、ゲームなどの幅広い分野で利用されています。だからこそ、確実に動くコードが求められます。自動化を学ぶと、プロの現場でも役立つスキルになります。

まとめ

まとめ
まとめ

C言語での開発において、手動でコンパイルを繰り返すやり方はシンプルで分かりやすい一方で、変更箇所のチェック漏れや、環境ごとの差異によって正しく動いているか判断しづらい場面もあります。今回の記事で紹介したGitHub Actions を使った CI/CD の導入は、そのような不安を解消し、C言語プログラムの品質を保ちながら効率よく開発できる大きな助けになります。とくに、push のたびに自動でビルドされ、コンパイル結果や実行結果を教えてくれる仕組みは、初心者でも安心してコードを書き続けられるという心強さがあります。 また、GitHub Actions の設定は YAMLファイルを配置するだけでよく、Makefile や CMakeLists.txt のような C言語開発ではおなじみの構成とも相性が良く、自動ビルドする仕組みを理解しやすい構造になっています。こうした自動化の学習は、C言語の基礎力を伸ばすだけでなく、開発手順そのものや働き方の未来にもつながる考え方として、学ぶ価値が十分にあります。 手作業でチェックするよりも自動化されたほうがミスは減り、コンパイルエラーやリンクエラーの検出もスムーズになります。複数人で開発するときにも、誰かが書いたコードが正しく動くか常に確認できるため、チームの負担を大幅に軽減します。こうして CI/CD は、C言語の学習段階から実務に近い開発体験を積める大切な技術として役立ちます。ここでは理解を深めるために、簡単な自動ビルド用のサンプルをあらためてまとめておきます。

GitHub Actions と C言語の自動ビルド例


/* main.c */
#include <stdio.h>

int main(void) {
    printf("ビルド自動化テスト中\\n");
    return 0;
}

# Makefile
all:
    gcc main.c -o app

run:
    ./app

# .github/workflows/build.yml
name: Auto Build C

on:
  push:
    branches: ["main"]

jobs:
  build-c:
    runs-on: ubuntu-latest
    steps:
      - uses: actions/checkout@v3
      - name: Install Tools
        run: sudo apt-get update && sudo apt-get install -y build-essential
      - name: Build
        run: make
      - name: Run App
        run: make run

この例のように、プログラムと Makefile を用意し、自動ビルドの設定を書くだけで、GitHub が仮想環境を用意し、gcc をインストールし、Makefile に従ってコンパイルしてくれます。人が操作しなくても正しく動作しているかを確かめられるので、C言語のように文法が厳格な言語では特に効果を発揮します。 また、こうした仕組みは小さな学習用プロジェクトだけでなく、大きな開発現場でも当たり前に利用されており、「コードを書いたらすぐ検証」という流れを自然に取り入れることができます。ミスを恐れずに変更しやすくなり、C言語の学習効率そのものも向上するのが CI/CD の大きな魅力です。 今回紹介した GitHub Actions をきっかけに、自動ビルドや自動テストの考え方に触れることで、より現実的で実践的な C言語開発の姿が見えてきます。プログラムを保存するだけで動作が確認できる安心感は、学習を前向きに進めてくれる大きな助けとなるでしょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「先生、GitHub Actions を使うと、毎回自分でコンパイルしなくてもいいっていうことがよく分かりました!」

先生

「その通りです。自動ビルドはミスを減らし、コードの品質も安定します。特に C言語は小さなミスが大きなエラーにつながりやすいので、効果がとても大きいんですよ。」

生徒

「push するたびに GitHub が代わりに動いてくれるなんて、本当に便利ですね。エラーが出ても原因を教えてくれるのも助かります!」

先生

「自動化された環境を使うと、学習でも実践でも大いに力になります。Makefile や CMake と組み合わせれば、さらに柔軟な開発ができますよ。」

生徒

「これならチーム開発も安心ですね。自分のコードがビルドに失敗していないか自動で分かるのは心強いです!」

先生

「そうですね。今後どんな言語を学ぶにしても、この CI/CD の考え方は欠かせません。ぜひ今回学んだ仕組みを活かして、より良いプログラムを書いていきましょう。」

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