カテゴリ: C++ 更新日: 2025/12/07

Visual StudioとCMakeの連携でC++開発を簡単に始める方法

Visual StudioとCMakeの連携
Visual StudioとCMakeの連携

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、CMakeで作ったC++プロジェクトをVisual Studioで開きたいです。」

先生

「それなら簡単です。CMakeはVisual Studio向けのプロジェクトファイルを自動生成できるので、設定を少し書くだけで使えます。」

生徒

「でも、Visual Studio専用の設定とか必要じゃないですか?」

先生

「Visual Studio用の設定もCMakeLists.txtに書くことができますし、基本は共通のCMakeファイルで管理できます。」

1. Visual StudioとCMakeを連携するメリット

1. Visual StudioとCMakeを連携するメリット
1. Visual StudioとCMakeを連携するメリット

Visual Studioは、Windowsで最も使われるC++開発環境の一つです。CMakeと連携することで、次のようなメリットがあります。

  • 同じCMakeLists.txtでVisual Studioプロジェクトを生成可能
  • 複数のビルド構成(Debug/Release)を簡単に切り替えられる
  • ライブラリや依存関係の管理が統一され、チーム開発に最適
  • マルチプラットフォーム対応のCMakeプロジェクトでもWindows専用に最適化可能

特に初心者でも、Visual StudioのGUIを使ってビルドやデバッグが行えるので、C++学習の敷居がぐっと下がります。

2. Visual Studio用CMakeプロジェクトの作成手順

2. Visual Studio用CMakeプロジェクトの作成手順
2. Visual Studio用CMakeプロジェクトの作成手順

Visual StudioでCMakeプロジェクトを使う場合、手順は次の通りです。

  1. Visual Studioを起動し、「CMakeプロジェクトを開く」を選択
  2. CMakeLists.txtがあるフォルダを指定
  3. Visual Studioが自動でCMakeの構成を読み込み、ビルドターゲットを生成
  4. F5キーでビルド&実行

この手順だけで、Windows上でC++プロジェクトの開発とデバッグが可能になります。

3. CMakeLists.txtにVisual Studio向け設定を追加

3. CMakeLists.txtにVisual Studio向け設定を追加
3. CMakeLists.txtにVisual Studio向け設定を追加

Visual Studio固有の設定をCMakeLists.txtに書くこともできます。例えば、Windows専用のライブラリをリンクしたり、ビルド構成に応じたオプションを設定することが可能です。


cmake_minimum_required(VERSION 3.10)
project(VisualStudioCMakeExample)

set(CMAKE_CXX_STANDARD 17)
add_executable(main main.cpp)

# Visual Studio固有の設定
if(MSVC)
    message("Visual Studio向け設定")
    target_compile_options(main PRIVATE /W4 /permissive-)
endif()

上記のif(MSVC)はVisual Studioのコンパイラを使用している場合にだけ有効な設定です。初心者でもCMakeを使えば、複雑なコンパイラ設定を意識せずに開発できます。

4. 実際にVisual Studioでビルド

4. 実際にVisual Studioでビルド
4. 実際にVisual Studioでビルド

Visual StudioでCMakeプロジェクトを開いたら、左上の「ソリューション構成」でDebugやReleaseを選択し、F5キーでビルドと実行が可能です。ビルドログやエラーもVisual Studio上で確認できるので、初心者でも安心です。


# コマンドラインからも可能
cmake -G "Visual Studio 17 2022" ..
cmake --build . --config Release

コマンドラインでもVisual Studio向けにビルドできます。-Gオプションで生成するプロジェクトの種類を指定し、--configでビルド構成を選びます。

5. Visual StudioとCMake連携のポイント

5. Visual StudioとCMake連携のポイント
5. Visual StudioとCMake連携のポイント
  • CMakeLists.txtに環境依存の設定を書いておくと、複数環境で同じプロジェクトを使える
  • Visual StudioのCMake統合機能を使えばGUIで簡単にビルド・デバッグが可能
  • 初心者でも、Visual Studioのエディタやデバッガを活用してC++学習がスムーズ
  • マルチプラットフォーム対応のCMakeプロジェクトでも、WindowsではVisual Studio向けに最適化可能

このように、CMakeとVisual Studioの連携を理解すると、初心者でも安心してC++開発を始められます。

カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
C++
C++の変数のスコープと有効範囲を完全解説!初心者でもわかる基本と考え方
New2
C++
C++とは?歴史と特徴を初心者向けに解説!Rustとの違いとモダン言語比較
New3
C++
MinGWとMSYS2でWindowsにC++環境を構築する方法を徹底解説!初心者でもできるセットアップガイド
New4
Rust
Rust開発環境をLinuxで構築する方法とおすすめ設定を初心者向けに徹底解説
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
C言語
C言語をオンラインで実行できる便利なコンパイラサービスまとめ【初心者向け】
No.2
Java&Spring記事人気No2
C言語
C言語の関数定義と呼び出しを完全ガイド!初心者でも分かる基本の書き方
No.3
Java&Spring記事人気No3
C++
C++の主要な実装をわかりやすく解説!GCC・Clang・MSVCの違いと特徴
No.4
Java&Spring記事人気No4
C言語
Makefile入門:C言語プロジェクトを自動ビルドしよう!初心者でも分かる仕組みと使い方
No.5
Java&Spring記事人気No5
C言語
C言語の列挙型(enum)の使い方を完全ガイド!初心者でもわかる基本操作
No.6
Java&Spring記事人気No6
C言語
C言語の開発環境をWindowsに構築する方法【Visual Studio編】
No.7
Java&Spring記事人気No7
C言語
Visual Studio CodeでC言語を実行する方法【拡張機能の設定と実行手順】
No.8
Java&Spring記事人気No8
C言語
C言語を学ぶ初心者におすすめの環境構築手順【2025年版】