C言語をオンラインで実行できる便利なコンパイラサービスまとめ【初心者向け】
生徒
「先生、C言語ってパソコンにコンパイラをインストールしないと使えませんか?」
先生
「実は、最近はインストールしなくても、Webブラウザ上でC言語を実行できる“オンラインコンパイラ”があります。」
生徒
「ブラウザだけで動かせるんですか?すごいですね!」
先生
「はい。スマホやタブレットでも試せるので、環境構築が難しい初心者にはとても便利なんです。今回は人気のオンラインCコンパイラを紹介します。」
1. オンラインコンパイラとは?
オンラインコンパイラとは、Webブラウザ上でC言語のソースコードを入力し、実行結果を確認できるサービスのことです。普通はパソコンに「GCC」や「Clang」をインストールして使いますが、オンラインコンパイラを使えば準備不要でCプログラムを動かせます。
例えるなら、学校のパソコン室に行かなくても、自分のスマホでそのまま実験できるようなものです。C言語の練習や構文確認、ちょっとしたコードテストに最適です。
2. 初心者におすすめのオンラインC言語コンパイラサービス
ここでは、特にC言語学習者に人気の高いオンラインコンパイラをいくつか紹介します。すべて無料で使えるものばかりです。
① paiza.io(パイザ・アイオー)
paiza.ioは、日本語対応のオンライン実行環境で、初心者に最も人気があります。ブラウザ上でC言語を選び、コードを書いて「実行」ボタンを押すだけで結果が出ます。
- 完全日本語対応で安心
- 無料で利用可能
- ソースコードを共有できるURL生成機能付き
実際の画面はシンプルで、以下のようなコードを入力すればすぐに動作します。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("こんにちは、C言語オンラインコンパイラ!\n");
return 0;
}
「実行」を押すと、ブラウザ上に次のように表示されます。
こんにちは、C言語オンラインコンパイラ!
パソコンがなくてもスマホやタブレットから動作確認ができる点も魅力です。
② OnlineGDB
OnlineGDBは、C言語のほかC++、Pythonなど多くの言語に対応したオンラインIDEです。デバッグ機能(プログラムの動作を確認する機能)があるため、より実践的な学習にも向いています。
- デバッグ機能付きで本格的な開発体験が可能
- アカウント登録すればコード保存もできる
- 英語サイトだが、操作は簡単
ステップ実行(プログラムを1行ずつ動かして確認)もできるので、初心者でも「C言語の処理の流れ」を理解しやすいのが特徴です。
③ JDoodle
JDoodleは、軽量でサクサク動くオンラインCコンパイラです。見た目はシンプルですが、標準入力にも対応しており、C言語の基礎練習に最適です。
- ログイン不要ですぐに使える
- コードの共有リンクを発行可能
- 入出力を使った練習に向いている
他のオンラインツールに比べて読み込みが早く、古いパソコンでも快適に動作します。
④ Programiz C Online Compiler
Programizは、C言語学習サイトとしても有名で、オンライン実行環境も提供しています。英語サイトですが、非常に分かりやすいUIで、入門者でも迷いません。
- 学習用チュートリアル付き
- ブラウザで即実行可能
- コード例が豊富に用意されている
「Hello, World!」を試すだけなら、数秒で結果を確認できます。まさに、C言語の最初の一歩にぴったりなサイトです。
⑤ Replit
Replitは、ブラウザ上で複数のプログラムファイルを扱える強力なオンライン開発環境です。C言語だけでなく、C++やPython、JavaScriptなどもサポートしています。
- ログインすればプロジェクト保存が可能
- 他の人とリアルタイムで共同編集できる
- クラウド上でファイルを管理できる
将来的にチーム開発や学習ノートをまとめたい人におすすめの環境です。
3. オンラインコンパイラを使うメリット
オンラインCコンパイラには、初心者にとって大きな利点があります。
- インストール不要:ブラウザがあればすぐに始められる。
- 無料で使える:基本的にすべてのサービスが無料。
- 動作確認が簡単:短いコードをすぐ試せる。
- スマホでも使える:外出先でもC言語の練習ができる。
特に「GCC」や「Visual Studio」をインストールするのが難しい初心者にとって、オンライン環境は学習のハードルをぐっと下げてくれます。
4. 注意点と活用のコツ
便利なオンラインコンパイラですが、注意点もあります。
- インターネット接続が必要:オフラインでは使えません。
- 大規模開発には不向き:複数ファイルを扱うプロジェクトには制限があります。
- 保存期限:一部のサービスではコード保存期間が短い場合があります。
そのため、最初のうちはpaiza.ioやJDoodleで学び、慣れてきたらローカル環境(GCCなど)に移行するのがおすすめです。
5. オンラインコンパイラを使ったC言語学習のすすめ
オンラインコンパイラを使えば、わずか数分でC言語を体験できます。「Hello, World!」から始めて、printfやif文、for文などの練習を積み重ねていきましょう。
ブラウザ上で手軽に試せるため、エラーを怖がらずに何度も挑戦できるのが最大のメリットです。エラーの内容もすぐに表示されるので、理解も深まります。
これからC言語を学ぶ方は、まずはpaiza.ioやOnlineGDBを使って、「プログラムを動かす楽しさ」を感じてみましょう。
まとめ
C言語を学習する際、環境構築が難しいと感じて手が止まってしまう初心者は少なくありません。特にWindowsやMacでコンパイラをインストールする場合、設定手順が複雑でつまずくこともあります。そのようなときに役立つのが、今回紹介したブラウザ上で直接C言語を動かせるオンラインコンパイラです。オンラインコンパイラを使えば、パソコンにソフトをインストールしなくても、スマホやタブレットだけでコードを書けるため、場所を選ばず気軽にプログラミングを始められます。さらに、試したいコードをすぐ実行できるため、文法の理解、動作確認、計算処理、条件分岐、関数の挙動などを短時間で反復練習できます。 paiza.ioのように日本語対応しているサービス、OnlineGDBのようにデバッグ機能が充実していて確認しながら学べるサービス、JDoodleのように軽量で高速に動作するサービス、Programizのように学習教材と実行環境が一体化したサービス、Replitのようにプロジェクト管理や複数ファイル構成に向いているサービスなど、用途によって使い分けることでより効果的にC言語を身につけることができます。また、共有URL機能を利用すれば、学習ノートや教材のようにコードを保存し、他の人に見せたり比較したりすることも可能です。 しかし、オンラインコンパイラには制限もあります。インターネットが使えない環境では利用できないことや、大規模な開発には向かないこと、ファイル構成が複雑になる開発には限界があるといった点です。そのため、学習初期はオンラインコンパイラを活用し、ある程度C言語に慣れてきたらローカル環境へ移行する二段階学習法がおすすめです。最初は手軽にコードを実行し、学習が深まったら本格的な開発環境へ進むことで、挫折せず着実にスキルを積み上げられます。 以下に、オンラインコンパイラで実行しながら学べる例として、条件分岐と繰り返し処理を組み合わせたサンプルプログラムを掲載します。
サンプルプログラム(C言語・標準入力と条件分岐)
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int number;
int i;
printf("数字を入力してください。\n");
scanf("%d", &number);
printf("%dまでのカウントを表示します。\n", number);
for(i = 1; i <= number; i++)
{
if(i % 2 == 0)
{
printf("%d は偶数です。\n", i);
}
else
{
printf("%d は奇数です。\n", i);
}
}
return 0;
}
このプログラムでは、標準入力を利用し、ユーザーが入力した数値まで繰り返し処理を行い、偶数か奇数かを判断して出力します。オンラインコンパイラでは実行結果がその場で確認できるため、分岐処理の理解に役立ちます。また、条件式を変更して判定内容を変えたり、範囲を広げたり、合計値を計算する処理を追加することで、学習内容を応用することもできます。 オンラインコンパイラは学習のスタート地点として非常に便利であり、特にC言語が初めての人が「動くプログラムを書く楽しさ」を体感するための最適な環境といえます。パソコン環境の違いやOSごとの設定に悩むことなく学習が始められるため、「まず書いてみる」「試してみる」というプログラミングに必要なスタンスが自然と身につきます。学習段階に応じてオンライン環境とローカル開発環境を使い分けることで、基礎から応用、実践へと無理なく進むことができます。
生徒
「オンラインコンパイラって便利ですね。最初は環境構築が難しくて不安だったけど、ブラウザだけで動かせるならすぐにC言語を始められそうです!」
先生
「その通りです。初心者がつまずきやすい部分を取り除いてくれるので、まずはpaiza.ioやOnlineGDBなどから試してみると良いですよ。」
生徒
「慣れてきたらローカル環境に移行するとさらに理解が深まりそうですね。組込み開発や本格的なシステム開発にも挑戦したいです!」
先生
「ええ、ステップを踏んで進めれば確実に成長できます。小さなコードから始めて、徐々に応用していきましょう。」
生徒
「まずは今日紹介されたオンラインコンパイラで練習してみます!」