カテゴリ: C++ 更新日: 2026/01/05

GCCでC++開発を始める方法!初心者向け完全ガイド

GCCでC++開発を始める方法
GCCでC++開発を始める方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C++を始めたいんですけど、どうやってパソコンでプログラムを書いたらいいですか?」

先生

「まずはGCCというC++コンパイラを使うと簡単に始められます。GCCはC++のコードをコンピュータが理解できる機械語に変換してくれるソフトです。」

生徒

「コンパイラって何ですか?難しそうです…」

先生

「コンパイラは人間が書いたC++の文章を、パソコンが実行できる形に翻訳するソフトのことです。たとえば、英語の本を日本語に翻訳して読むようなイメージです。」

生徒

「なるほど!じゃあGCCをどうやって使えばいいんですか?」

先生

「それでは、GCCでC++開発を始める手順を順番に見ていきましょう!」

1. GCCとは何か

1. GCCとは何か
1. GCCとは何か

GCC(GNU Compiler Collection)は、C++やC言語などで書かれたプログラムを、パソコンが実行できる形に変換するためのコンパイラです。無料で利用でき、Windows・Mac・Linuxといった主要なOSに対応しているため、初心者でも同じ環境で学習を進めやすいのが特徴です。

プログラミング未経験の方は、「C++で書いた文章を、そのままではパソコンは理解できない」と考えると分かりやすいでしょう。GCCは、その文章を一度読み取り、機械が実行できる命令へと翻訳する役割を担っています。

たとえば、次のような非常に短いC++のプログラムも、GCCを使って初めて動かせるようになります。


int main() {
    return 0;
}

このプログラム自体は何も表示しませんが、「プログラムを開始して、問題なく終了する」という最低限の処理を表しています。GCCは、このコードを読み取り、実行ファイルとして使える形に変換します。

つまりGCCは、C++学習を始めるうえで欠かせない土台となる存在です。これから先に進むためにも、「GCCはC++のコードを動かすための翻訳機」だと理解しておくと、後の操作がスムーズになります。

2. GCCのインストール方法

2. GCCのインストール方法
2. GCCのインストール方法

GCCを使うには、まず自分のパソコンにGCCが動く環境を用意する必要があります。OSごとに方法は少し違いますが、どれも難しい操作はありません。初心者の方は「公式に用意された仕組みを使って入れる」と覚えておくと安心です。

Windowsでは、「MinGW」や「MSYS2」といったツールを使うことでGCCを利用できます。これらは、Windows上でLinuxのような開発環境を用意してくれる仕組みです。Macでは、Homebrewという管理ツールを使うと、コマンド1つでGCCをインストールできます。

Linuxの場合は、ターミナルに次のようなコマンドを入力するだけでGCCが使えるようになります。


// Linuxの場合の例
sudo apt update
sudo apt install g++
g++ --version  // インストールされたGCCのバージョンを確認

g++ --versionと入力してバージョン情報が表示されれば、インストールは成功です。これで、C++のプログラムをコンパイルする準備が整いました。

最初は環境構築に不安を感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、その後はC++の学習に集中できます。GCCのインストールは、C++開発のスタートラインだと考えてください。

3. 簡単なC++プログラムの作成

3. 簡単なC++プログラムの作成
3. 簡単なC++プログラムの作成

では、最初のプログラム「Hello, World!」を作ってみましょう。これはC++の基本中の基本で、画面に文字を表示するだけのプログラムです。


#include <iostream>

int main() {
    std::cout << "Hello, World!" << std::endl;
    return 0;
}

このコードを「hello.cpp」という名前で保存します。#include <iostream>は画面に文字を表示するために必要な命令です。std::coutは文字を出力する命令、return 0;はプログラムが正常に終了したことを示しています。

4. プログラムのコンパイルと実行

4. プログラムのコンパイルと実行
4. プログラムのコンパイルと実行

保存したプログラムをGCCでコンパイルします。コンパイルとは、人間が書いたC++をコンピュータが理解できる形式に翻訳する作業です。


g++ hello.cpp -o hello   // hello.cppをコンパイルしてhelloという実行ファイルを作る
./hello                  // 実行して画面に表示

Hello, World!

このように、画面に「Hello, World!」と表示されれば成功です。これでGCCを使ったC++開発の第一歩を踏み出せました。

5. GCCで開発を続けるポイント

5. GCCで開発を続けるポイント
5. GCCで開発を続けるポイント

GCCを使ったC++開発では、以下の点に注意するとスムーズに学習できます。

  • プログラムを作るときは小さなファイルから始める
  • コンパイル時のエラーメッセージを読み解く
  • 実行ファイルは保存したフォルダに生成されることを理解する
  • Windowsの場合はパスの設定を確認し、ターミナルからg++コマンドを使えるようにする

GCCを使うことで、C++の基本構文、変数、演算子、条件分岐、ループなどを自分のパソコンで試しながら学ぶことができます。これに慣れると、より複雑なC++プログラムやプロジェクトにも挑戦できるようになります。

6. これからのステップ

6. これからのステップ
6. これからのステップ

GCCでC++の基本を動かせるようになったら、次は変数や関数、クラスとオブジェクトなど、C++の構造を学ぶことができます。また、MakefileやCMakeを使って複数のファイルをまとめてビルドする方法も覚えておくと便利です。

最初はコンパイルや実行に少し戸惑うかもしれませんが、手を動かして繰り返すことで自然に理解できるようになります。GCCは無料で使えるため、パソコンさえあればすぐにC++開発を始められます。

まとめ

まとめ
まとめ

GCCを使ったC++開発の流れを振り返ると、初心者でも自分のパソコンで本格的にプログラミングを始められる重要な基盤が整うことがよく分かります。GCCはWindows、Mac、Linuxのどの環境でも利用でき、しかも無料で導入できるため、C++学習の最初の一歩として非常に適したコンパイラです。記事で紹介したように、インストール方法はOSごとに異なるものの、基本的な流れはシンプルであり、ターミナルで数行のコマンドを実行するだけで整えられます。 C++でプログラムを書く際には、人間が理解できるコードを機械語へ翻訳する「コンパイル」という作業が欠かせません。GCCはその翻訳を行う中心的な役割を担い、正しく書けていれば実行ファイルを生成し、エラーがあれば丁寧に教えてくれます。この仕組みを理解することで、プログラムが動く裏側にある一連の流れを自然に学べるようになります。 また、GCCを使って簡単な「Hello, World!」をコンパイルする経験は、C++学習における確かな成功体験となり、次のステップである変数、条件分岐、ループ、関数、クラスへと進む大きな自信にもつながります。プログラムの仕組みを段階的に理解しながら着実に進めることが、C++を使いこなす近道です。ここでは、記事内容を踏まえて復習用のサンプルプログラムを紹介し、より実践的な理解につなげていきます。

復習に使えるC++サンプルプログラム

以下のサンプルは、条件分岐やループを使いながら数値を処理する基本構文の復習に役立ちます。GCCを使ってコンパイルし、動作を確認しながら理解を深めてみましょう。


#include <iostream>
#include <vector>
using namespace std;

int main() {
    vector<int> data = {10, 20, 30, 40, 50};
    int total = 0;

    cout << "データ一覧:" << endl;
    for (int v : data) {
        cout << v << " ";
        total += v;
    }
    cout << endl;

    int avg = total / data.size();
    cout << "平均値:" << avg << endl;

    if (avg >= 30) {
        cout << "平均値は高めです。" << endl;
    } else {
        cout << "平均値はやや低めです。" << endl;
    }

    return 0;
}

このプログラムでは、ベクターを使ったデータ管理、ループによる合計処理、条件分岐によるメッセージ出力など、C++の基礎構文が一つにまとまっています。GCCを使えばわずか数秒でコンパイルでき、正しく動けばC++の基本がしっかり身についていることを確認できます。 プログラムを書くうえで重要なのは、書いて、コンパイルして、動かしてみるという繰り返しです。GCCを使った開発環境が整っていることで、このサイクルをスムーズに進められるようになります。失敗と成功の積み重ねがC++の理解を深め、より複雑なプログラムに挑戦できる力につながります。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「先生、GCCの使い方が分かってきて、C++のプログラムを自分のパソコンで動かせるのが楽しくなってきました!」

先生

「それは良い兆しだね。プログラミングは手を動かすほど理解が深まるから、GCCのようなコンパイラが使いこなせると学習が一気に進むよ。」

生徒

「コンパイルって難しいイメージでしたけど、実際にやってみるとそんなに複雑じゃないんですね。エラーが出たときも、どこが間違っているか探すのが少し楽しくなりました。」

先生

「その気持ちはとても大事だよ。エラーメッセージを読み解けるようになると、自分だけで問題を解決できる力が身につく。C++の基礎がしっかり固まってきている証拠だね。」

生徒

「次は関数やクラスもGCCで試してみたいです。もっといろいろ動かせるようになりたいです!」

先生

「ぜひ挑戦してみよう。GCCを使いこなせれば、大きなプロジェクトにも進めるようになるよ。一歩ずつ確実に進めていこうね。」

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