カテゴリ: C言語 更新日: 2025/12/09

C言語プロジェクトをGitで管理するための初期設定方法|初心者でもわかる手順解説

C言語プロジェクトをGitで管理するための初期設定方法
C言語プロジェクトをGitで管理するための初期設定方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C言語の勉強を始めたんですが、プログラムの管理ってどうすればいいんですか?ファイルがどんどん増えてきて大変です。」

先生

「それなら、Git(ギット)というバージョン管理ツールを使うのがおすすめです。ファイルの変更履歴を保存して、いつでも過去に戻せるんですよ。」

生徒

「過去に戻せるってどういうことですか?なんだかタイムマシンみたいですね!」

先生

「まさにその通りです!Gitを使えば、C言語のプロジェクトを安全に管理できます。今日はその初期設定の方法を一緒に見ていきましょう。」

1. Gitとは?C言語開発に欠かせない管理ツール

1. Gitとは?C言語開発に欠かせない管理ツール
1. Gitとは?C言語開発に欠かせない管理ツール

Git(ギット)は、プログラムの変更履歴を記録し、誰がいつどんな変更をしたかを管理できるツールです。C言語のように複数のソースファイルを扱う開発では、Gitを使うことで作業のミスを防ぎ、安心して修正や実験ができます。

たとえば、main.cを修正して動かなくなったときでも、Gitを使えば以前の正常な状態に簡単に戻せます。また、チーム開発でも複数人の変更をまとめて管理できるため、プロジェクト全体をスムーズに進めることができます。

2. Gitを使う準備:インストールと確認

2. Gitを使う準備:インストールと確認
2. Gitを使う準備:インストールと確認

まず、Gitが使える状態になっているか確認します。Windows・macOS・Linuxのどれでも利用できます。

ターミナル(またはコマンドプロンプト)を開いて、次のコマンドを入力してみましょう。


git --version

もしバージョン番号が表示されれば、Gitはすでにインストールされています。もし「コマンドが見つかりません」と出た場合は、公式サイト(https://git-scm.com)からインストーラをダウンロードしてインストールしてください。

3. C言語プロジェクトをGitで管理する流れ

3. C言語プロジェクトをGitで管理する流れ
3. C言語プロジェクトをGitで管理する流れ

Gitを使ったC言語プロジェクトの管理は、以下の手順で行います。

  1. ① プロジェクトフォルダを作成する
  2. ② Gitの初期化を行う
  3. ③ コードを追加して記録(コミット)する
  4. ④ 不要なファイルを除外設定する

それでは、順番に見ていきましょう。

4. Gitの初期化:リポジトリを作成しよう

4. Gitの初期化:リポジトリを作成しよう
4. Gitの初期化:リポジトリを作成しよう

まず、C言語のソースファイルを保存するフォルダを作ります。たとえばデスクトップにc_projectというフォルダを作成しましょう。

その中に移動して、次のコマンドを入力します。


cd ~/Desktop/c_project
git init

git initと入力すると、このフォルダがGitによって管理されるようになります。これをGitリポジトリと呼びます。今後の変更はすべてこのリポジトリに記録されていきます。

5. C言語ファイルを追加してGitに登録する

5. C言語ファイルを追加してGitに登録する
5. C言語ファイルを追加してGitに登録する

次に、C言語のソースファイルを作りましょう。テキストエディタで以下の内容を入力してmain.cとして保存します。


#include <stdio.h>

int main(void) {
    printf("Hello, Git!\n");
    return 0;
}

このファイルをGitに登録するには、次のコマンドを実行します。


git add main.c
git commit -m "最初のC言語ファイルを追加"

git addは「ファイルを登録候補にする」コマンド、git commitは「変更を記録する」コマンドです。これでプロジェクトの最初のスナップショット(状態)が保存されました。

6. .gitignoreで不要なファイルを除外しよう

6. .gitignoreで不要なファイルを除外しよう
6. .gitignoreで不要なファイルを除外しよう

C言語の開発では、コンパイル後にできる「実行ファイル」や「中間ファイル(.oファイルなど)」をGitで管理する必要はありません。そこで、これらを無視するために.gitignoreファイルを作ります。

プロジェクトのルートフォルダに.gitignoreという名前のファイルを作り、次の内容を記述します。


# コンパイルで生成されるファイルを除外
*.o
*.exe
*.out

こうしておくと、Gitはこれらのファイルを無視し、管理対象に含めなくなります。これにより、プロジェクトがすっきり整理されます。

7. 状態を確認する:Gitステータスとログ

7. 状態を確認する:Gitステータスとログ
7. 状態を確認する:Gitステータスとログ

今、どのファイルが変更されたかを確認するには、次のコマンドを使います。


git status

また、過去の変更履歴を確認したい場合は、次のコマンドを使います。


git log

これで、誰がいつどんなコメントで変更を記録したかが一覧で表示されます。まさに「プログラム用のタイムマシン」です。

8. GitHubと連携してバックアップを取る

8. GitHubと連携してバックアップを取る
8. GitHubと連携してバックアップを取る

さらに便利なのが、GitHub(ギットハブ)というサービスを使う方法です。これは、Gitのリポジトリをオンライン上で保存できるクラウドサービスです。パソコンが壊れても、GitHubに保存しておけば安心です。

GitHubのアカウントを作成したら、新しいリポジトリを作り、次のコマンドで接続します。


git remote add origin https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git
git branch -M main
git push -u origin main

これで、自分のC言語プロジェクトをインターネット上に安全に保存できます。後で別のパソコンからも同じコードにアクセス可能です。

9. ちょっとした豆知識:Visual StudioやVSCodeとの連携

9. ちょっとした豆知識:Visual StudioやVSCodeとの連携
9. ちょっとした豆知識:Visual StudioやVSCodeとの連携

Visual StudioやVisual Studio Codeなどの開発環境には、Gitの機能が最初から組み込まれています。画面の左下にある「ソース管理」アイコンをクリックすれば、ファイルの追加やコミットがボタン操作で行えます。

コマンドが難しいと感じる人は、このGUI操作(マウスでの操作)から始めるのもおすすめです。

まとめ

まとめ
まとめ

C言語のプロジェクトをGitで管理する方法を振り返ると、Gitというツールがどれほど開発に役立つかがはっきりと見えてきます。Gitは「変更履歴を記録する仕組み」を提供するだけでなく、コードの安全性や作業効率を大きく高めてくれる頼もしい存在です。特にC言語のように複数ファイルで構成されるプロジェクトでは、Gitを使うことで「どこをいつ変更したか」「どのバージョンが正しかったか」をすぐに確認でき、ミスを恐れずに実験的な変更も行いやすくなります。 初期設定では、Gitのインストール確認からリポジトリ作成、コミットの流れまでを順番に行いましたが、どれも開発者にとって重要な基礎となります。さらに、.gitignoreを使って不要なファイルを整理し、プロジェクトを常に分かりやすく保つことも大切でした。実際、C言語のコンパイルで生成される.oファイルや実行ファイルは、Git管理に不要なため除外設定しておくことで、リポジトリが整理され、必要なファイルだけに集中できます。 また、GitHubとの連携は学んでおきたい重要ポイントのひとつです。オンライン上にプロジェクトをバックアップしておけば、パソコンが壊れても失われることはなく、他の端末からの作業も可能になります。クラウド連携は現代の開発に欠かせないしくみであり、C言語を学び始めた段階から取り入れておくことで、将来の開発にも大いに役立つスキルになります。 Gitは「難しい」というイメージを持たれがちですが、基本的なコマンドさえ理解してしまえば、日常の作業が驚くほど楽になります。Git statusで状態を確認し、Git logで履歴を見て、Git addとGit commitで変更を記録する。この繰り返しがC言語の学習をより効率的にし、コードの成長を確実に記録してくれるのです。コードを上書きして消してしまう心配もなくなり、自由に挑戦できる環境が整います。 以下に、Gitで管理しているC言語プロジェクトでよくある単純な修正例をサンプルとして紹介します。こうした小さな変更でもGitで履歴を残しておくことで、後から振り返ったときに「どう改善してきたのか」がよく分かります。

サンプルコード:Gitで管理しやすいシンプルな修正例


/* main.c */
#include <stdio.h>

void showMessage() {
    printf("Gitで管理するC言語プロジェクトへようこそ!\n");
}

int main(void) {
    showMessage();
    return 0;
}

# 修正後のmain.cの例(Gitで変更点として記録される)
#include <stdio.h>

void showMessage() {
    printf("Git管理で安心して開発できるC言語プロジェクト!\n");
}

int main(void) {
    showMessage();
    printf("履歴が残るので、いつでも以前の状態に戻せます。\n");
    return 0;
}

このような小さな変更もGit commitで記録しておけば、後から差分を確認でき、どのような修正を行ってきたのかがひと目で分かります。これこそが、C言語を含むすべてのプログラミングでGitが必須とされる理由のひとつです。プロジェクトが成長するほど、Gitの便利さはより強く実感できるようになるでしょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「Gitって難しそうだと思っていたけれど、今日の流れを見たら、意外と基本操作だけでも十分使えることが分かりました!」

先生

「その通りです。Gitは奥が深いですが、まずはinit・add・commitの流れさえ理解すれば、C言語のプロジェクト管理が一気に楽になりますよ。」

生徒

「.gitignoreも便利ですね。余計なファイルまでGitに入らなくて済むのが助かります。」

先生

「開発に慣れてくるほど、.gitignoreの重要性を実感するようになります。プロジェクトが整理されると、作業効率もぐんと上がりますからね。」

生徒

「GitHubとの連携もできるようになって、なんだかエンジニアっぽいことができた気がします!バックアップも安心ですね。」

先生

「とても良い流れで学べていますよ。Gitをしっかり使えると、C言語に限らずどんな開発でも力になります。少しずつ慣れていきましょう。」

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